さぁーて、「大好きな牡蠣を、家族のみんなが満足するまで味わうぞ!」と、着々と購入計画を練っている方もいると思う。
そこで、ネットで購入する際の注意点、牡蠣料理のおススメの食べ方、また、剝き方(開き方)はどうやる?など、参考になる情報等をお伝えいたします。
牡蠣の時期(旬)はいつ?
さて、牡蠣の旬というのは、一般的に「Rのつく月」と言われているのはご存じの方も多いと思います。
つまり、英語表記で9月~4月のことをいっており、秋から冬にかけてが、旬とされています。また、特に11月~2月にかけてが最もおいしい時期ともいわれているんです。
実はこの時期になると、水温も下がり、牡蠣が肥えて美味しくなるようでして、そのうえ生産量も増えるのだそうです。
ただ、最近では養殖技術の進歩により、一年中美味しい牡蠣を食べることができるようにもなっています。
でも、牡蠣の旬と言われる季節に食することで、「より一層美味しく感じる!」という人は多いかもしれませんね。
殻付き牡蠣の料理法
殻付き牡蠣の料理法(おすすめの食べ方)は色々ありますが、以下にいくつかの例を挙げてみます。
1.生食
新鮮で鮮度の高い牡蠣をそのまま生で食べる方法です。これは何も手を加えていないので、新鮮な牡蠣の旨味や風味を最大限に楽しむことができます。
また、牡蠣の風味を引き立てるため、レモンを絞ったり、ポン酢をかけたり、タバスコなどのソースと一緒に食べるのもおすすめです。
2.オーブン焼き
オーブン焼きは牡蠣を殻のままオーブンで焼く方法です。
やり方は、殻を開けて殻の上に牡蠣を載せ、バターやチーズ、ハーブなどをトッピングして焼きます。香ばしさとクリーミーさが加わり、絶妙な味に仕上がりますよ。
3.バターソテー
牡蠣をバターでソテー(いためる)する方法です。
フライパンにバターを溶かし、牡蠣を加えてソテーそます。バターの香りと風味が広がり、牡蠣の旨味が引き立ちます。レモンやハーブを添えていただくと、さらに美味しさが増します。
4.フライ
牡蠣に衣をつけて揚げる、いわゆる牡蠣フライです。
小麦粉やパン粉をまぶした牡蠣を、油で揚げてサクサクのフライにします。食べる時には、タルタルソースやレモンを添えると、さっぱりとした味わいになります。
ご存じのように、殻付き牡蠣の料理法は様々あり、これらは一部の例です。ご自分の好みや食材をアレンジするなどして、色んな食べ方を試してみましょう。
牡蠣にはどんな効能効果がある?
牡蠣にはさまざまな効能効果がありますので、以下に代表的なものをいくつか紹介します
・栄養が豊富で健康効果
牡蠣にはタンパク質やビタミン(ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD)、ミネラル(亜鉛、鉄分)などの栄養素が豊富に含まれており、
これらの栄養素は免疫機能の向上や骨の健康維持、貧血予防などに役立ちますので、気になる方は、積極的に摂ってみてはどうでしょうか。
・亜鉛の効果
牡蠣は、特に亜鉛が豊富です。亜鉛は体内の免疫機能の維持や修復、傷の治癒に関与しており、
また、亜鉛は男性の性機能や精子の生成に働きかける効果も期待されていますので、これ等に不安のある方は、ぜひ試してみましょう。
・心血管への効果
牡蠣に含まれるオメガ‐3脂肪酸は、心血管の健康をサポートし、血液中のコレステロールやトリグリセリドのレベルを調整する効果があります。
また、タウリンというアミノ酸も含まれており、心臓の健康をサポートするそうです。
・美肌効果
牡蠣に含まれるアミノ酸やミネラルは、肌の健康と美しさに寄与し、特にタウリンや亜鉛は肌の修復や再生を促し、健康的な肌を保つのに役立つといいます。
美肌効果云々となると、女性の皆様にとっても、牡蠣は大切な食材ですね。
・抗酸化作用
牡蠣には抗酸化作用のある成分が含まれており、細胞のダメージを軽減し、老化や病気のリスクを低減する効果もあります。
ただし、個人の体質やアレルギーの有無によって、効果や効能の感じかたは異なる場合があるようなので、牡蠣を摂取する際には適量を守り、自身の体調に合わせて摂取するようにしましょう。
殻付き牡蠣・鮮度の見分け方
殻付き牡蠣の鮮度を見分けるためには、以下のポイントに注意してみてください。
1.目で見る
新鮮な牡蠣は、殻の色が鮮やかで艶がある。また、殻の表面に汚れや傷がなく、きれいな状態であることが好ましいです。
2.匂いで確認する
新鮮な牡蠣は、海の香りがして嫌な臭いがしないものです。臭いが強い場合や異臭がする場合は、鮮度が落ちている可能性があるので注意しましょう。
3.殻の開閉を確認する
新鮮な牡蠣というのは殻が閉じていますが、反対に、開いている牡蠣は死んでいる可能性が高いため避けたほうが良いと思う。
ただし、殻が開いている牡蠣でも、軽く叩いてみて反応がある場合は、生きていると判断して、そのまま利用しても良いと思います。
4.指で触ってみる
新鮮な牡蠣は、殻に水分を多く含んでいるため、指で触ると滑らかでぬめりがあります。逆に、殻に水分が少ない場合は、殻が粉っぽくなっていることがありますので、その違いを見分けましょう。
以上のポイントに注意して、新鮮な牡蠣を選ぶようにしましょう。
ただ、通販を利用する場合は、「実物を直接目で見たり、においをかいだり、指で触ってみたり」という事はできないので、次の「ネットで殻付き牡蠣を買う時の注意点」を参考にしてみてください。
ネットで殻付き牡蠣を購入する際の注意点
ネットで殻付きの牡蠣を購入する際には、以下の点に注意しましょう。
1.信頼できるショップかどうか確認する
信頼できるショップであれば、商品の品質や鮮度についてしっかりと管理されていることが多いです。また、評判が良いショップを選ぶことで、トラブルが起こるリスクを低くすることができます。
2.配送方法や保冷方法を確認する
牡蠣は生ものであるため、鮮度を保つために適切な温度管理が必要です。また配送や保冷方法によっては、牡蠣が傷んでしまうことがあります。
なので、配送方法や保冷方法が明記されているか、配送の進捗状況が確認できるかなどを確認して、安心して購入できるかどうかを判断しましょう。
3.産地や銘柄を確認する
牡蠣は産地や銘柄によって、味や品質が異なることがあります。自分が好きな産地や銘柄を選ぶことで、より満足度の高い食品を手に入れることができます。
4.トラブル発生の場合は早めに対処!
もし配送途中で商品が傷んでいたり、購入した商品が不良品であったりした場合は、すぐにショップに問い合わせることが重要。
返金や返品など、トラブルが起こった場合の対処方法については、事前に確認しておくとよいでしょう。
殻付き牡蠣の保存方法
そういえば殻付きの牡蠣って、どうやって保存したらいいんだろう?と悩んでしまうことがあります。
でも心配することはありません。そこは牡蠣を扱うプロが教える、次の「①~④の手順」を踏むだけで完了します。
① 皿に並べる
まず生牡蠣を殻付きのままお皿に並べます。その際、牡蠣は重ならないようにおきます。
② 牡蠣は乾燥に弱い!
水で濡らしたキッチンペーパーを牡蠣の上に乗せます。牡蠣は乾燥に弱いので、この方法を用いることで保存中の牡蠣の乾燥を防ぐことができます。
③ 上からラップをかける
そして、さらにその上からラップをかけます。ただし、密封しないよう端っこに空間を開けておきます。
新鮮な牡蠣なら、水揚げした後も数日間は活きているそうですので、呼吸ができるよう、ラップはゆるくかけるのがコツだそうです。
④ 冷蔵庫に入れて保存!
ラップをかけたら冷蔵庫に入れて保存完了です。 また、牡蠣は海水から水揚げしても、すぐには鮮度が落ちないそうです。
そのため新鮮な殻付き牡蠣なら、「到着後2日以内」は生食として味わうことができるそうですよ。
殻付き牡蠣の開け方=むき方
殻付きの牡蠣を開ける(剥く=むく)には、まず、必要な用具(下)を準備しておきましょう。
- 牡蠣用ナイフ(洋食ナイフもOK)
- 軍手(手をケガしないようにするため)
- タオル(牡蠣の下に敷く)
- たわし
1. タオルを敷く
タオルを敷いて牡蠣をのせます。ですがその際、牡蠣には、殻に上下(平らな殻と丸みのある殻)があるので、殻が平らなほうを上に向けてのせます。
2. ナイフを差込む
次に、貝柱を切るために、ナイフの刃先を殻の隙間から差し込みます。貝柱の位置は、だいたい赤円で示したところです。
なぜ貝柱を切る必要があるのかというと、それは、貝柱の力によって上下の殻を開閉しているので、その貝柱を切り離すことで、簡単に殻を開くことができるから、というのが理由です。
3.ナイフは殻の隙間から
ナイフは、大体このあたりから差し込みます。もし、殻に隙間がない場合は、ペンチの先端で殻を挟んで割るか、または叩いて割って隙間を作りましょう。
4.身を傷つけないように!
ナイフを差込む場合、牡蠣の身を傷つけないように、刃先を上の殻に沿わせながら差し込みます。
そして、ナイフを少しずつ移動させていき、上の殻にくっついている貝柱を切り離しますと、殻は簡単に開きます。
5.上の殻は取り除く
上の殻が開きましたら、この殻は手で取り除きます。そして上の殻と同じ要領で、下の殻も、殻に沿ってナイフを移動させ、牡蠣の身を外します。
6.身も殻も軽く水洗いしよう
牡蠣の身が外れましたら、殻の破片などの汚れを取るために、軽く水洗いをします。そして、身を殻に戻して器に盛り付けると、生牡蠣の完成です。
以上です。お疲れさまでした~