ホヤという海産物は、本当にまずい食べ物なのだろうか?
実は、「ホヤは臭くてまずい!」と思っている人は、運悪く鮮度の落ちているものを食べたと思ってまず間違いないでしょう。
なぜかというと、「水揚げ直後のホヤというのは、ほとんど臭いがない」そうです。
どうです上のホヤ。パンパンに膨らんでいて美味そうに見えませんか。
しかしこれも水揚げ後、時間が経つにつれて、ホヤ中身の無臭だった成分を、
「強い臭い成分に変えてしまう」ということが起こるというから厄介だ。
残念ですが、この「強い臭い成分」というのが、ホヤは臭くてまずいもの!というイメージとなっているのでしょう。
これがホヤを食べたことがない人にもマイナスの印象を与えているのだと思います。
一方で、ホヤほど美味いものはない!珍味だ! という人が多いのもまた事実です。
やっぱり鮮度の良いホヤを食べている人達は、本当の味を知っているのでしょう。うらやましいです!
そこで、産地の宮城県から遠く離れた人にも、新鮮で美味しいホヤを通販している、
県北部の港町、南三陸町の山内鮮魚店を紹介します。
南三陸町から殻付き生ホヤを直送!
南三陸で水揚げされるホヤは真ボヤ(マボヤ)と呼ばれる種類で、
5月から水揚げが始まり、8月末で最盛期を終えるそうです。
そして、その中でも夏の7月~8月が最も美味しい時期といわれており、
この時期に絶対に食べておきたいのが殻付き生ホヤだ。
身はぷりっぷりしていて肉厚! そして「甘みも群を抜いていてクセのない旨みが特徴」というから、
ホヤは初めてという方にも、すんなり受け入れられるのではないだろうか。
また殻付きホヤの醍醐味は何かというと、何といっても自宅にいながら
「本場の鮮度そのままの穫れたてホヤが味わえる!」ということに尽きると思う。
これを可能にしているのは、目の前の海で水揚げされた殻付きホヤを山内鮮魚店へ運び、
そこで当日に「氷詰め梱包」してスピード発送し、それが翌日には消費者のもとへと届くからだ。
この事に関して山内鮮魚店の店長は、「仲買や中間卸の入るスーパーマーケットやデパートでは、
決してマネのできない鮮度と品質をお約束します!」と言っており、
何としても消費者に新鮮なホヤを届けたいという熱い気持ちが伝わってきて感動!です。
またこうも言っています。
「間違ってもスーパーや築地(今だと豊洲?)で仕入れようと思ってはいけません。
産地直送でなければ旨いホヤは味わえない」と。
なるほど。
全国のホヤ生産量の8割を占めるという産地の店長が言うだけあって、すごく説得力がある。
ホヤはどういう食べ方が一番おいしい?
さてさて、「氷詰め梱包スピード発送」で届いた殻付き生ホヤは、どのように食べたら一番美味しいのだろうか。
選択肢としては、塩辛やホヤ酢、それに炊き込みご飯など色々あるが、
せっかく鮮度が良いホヤを取り寄せたからには、やはり刺身でしょう。
もしかしたら、「殻付きホヤを買ったはいいが、さばいた経験が無いので不安だ!」と思っている人がいるかも知れません。
でもご心配なく!
なぜかというと、山内鮮魚店のサイトには「さばき方や下処理の仕方」など、動画や画像を使って丁寧に説明しています。
なので、その手順通りに進めていけば、美味しい刺身が出来上がるので、全く心配する必要はないのです。
また、ホヤ料理というのは、何も刺身だけではありません。以下に示すように、レシピも多彩です。
- ホヤ塩辛
- ホヤ佃煮
- 蒸しホヤ
- ホヤ味噌汁
- ホヤの炊き込みご飯
- ホヤのバター焼き
- ホヤの酢の物
- ホヤの天ぷら
例えば下のホヤの塩辛。
これはお酒好きには無くてはならない一品ですが、どうでしょう、ご自分で作ってみては。
また塩辛の他にも、以下のように、ふっくらと炊き上がった美味しそうな
ホヤの炊き込みご飯に、ホヤの味噌汁等、ほやレシピがあります。
これはホヤ料理のレパートリーを広げるうえで、とても参考になるレシピが満載ですので、
ぜひとも美味しい料理を作るために役立ててください。
ホヤの刺身には何をつけて食べたらいい?
さて、ホヤの刺身を食べる時、何をつければよいかと悩む人も多いかと思います。
しかし初めて食べる人や、また食べた事のない人にとっては、皆目見当もつきません。
でも心配する必要はありません。
ホヤのことなら何でも知っている「ほやほや学会」の方は次のように言っています。
「出汁の入った土佐酢が合う!」と。^^;
でも人によっては、ポン酢につける人、わさびにつける人、
また、通になれば、ホヤの中に入っている海水につけて食べるという人など、食べ方も人それぞれです。
でもやっぱり、最初は、ほやほや学会の方が言うように土佐酢で食べてみたらどうでしょう。
土佐酢の作り方は、「土佐酢 作り方」と検索すればすぐに出てきますので。
ホヤには日本酒がよく合う!
ホヤを食べる際に、絶対に欠かせないのが日本酒だ!
お酒好きならわかると思いますが、いや、酒好きでなくても分かると思うが、
宮城県にはホヤ料理に合う地酒・地ビールが沢山あるんです。
例えば、店長もお勧めしているのが、気仙沼の蔵元が作る蒼天伝(そうてんでん)という純米酒だ。
この日本酒をよく冷やしておき、ホヤを食べながら、ぐびぐびと一杯やれば、
もう今日の疲れも吹っ飛ぶこと間違いなし!です。
また日本酒だけではなく、何と、ホヤを使ったクラフトビールもあるというからビックリだ。
味に関しては、自分で実際に飲んでみないと分からないと思うが、
説明文には「旨みがありつつ爽やかな味わい」と書いてある。そして色は琥珀色のレッドエール。
このビール、2010年に発売以来、一時製造が途絶えていたそうですが、
南三陸ホヤの復活と共に再び醸造を開始したそうです。
ホヤファンにとっては、待望のクラフトビールの復活のようですが、
そうでない人も、一度味わってみてはどうでしょう。
素朴な疑問だが、ホヤって栄養はあるのだろうか?
さて、ホヤは海のパイナップルと称されることが多いが、味もパイナップルに似ているのだろうか。
私が見ると、外見はパイナップルというよりも、沖縄あたりで栽培されているドラゴンフルーツによく似ている。
おっと。少し横道にそれてしまいましたが、本題は栄養があるかどうかでした。
実は、ホヤはカロリーやコレストロールが低く、一方で、鉄や亜鉛などのミネラルが豊富でヘルシーな食材といわれており、
これらを気にされている方にはもってこいの食べ物かと思います。
この他にもタウリンやグリコーゲン、それに、アルツハイマー対策で注目されている
プラズマローゲンと呼ばれる成分等を多く含む食材でもあるそうです。
以上簡単でしたが、「ホヤは、本当は美味しい食べ物なんだ」ということが伝われば嬉しい。
そしてホヤ未経験の方は、ぜひぜひ一度口に運んでみてください!
また、三陸産の真牡蠣に興味のある方は、下のページからどうぞ。